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実録:お相手の女性は、「バイキングジャック」だった。

             バイキング・ジャック参上

太郎「次郎君、最近、恋人ができたの?四郎君が太郎君と彼女が歩いている様子を見たようだ 
   よ。」
太郎「いや、参ったよ。あれ、見られたんだな。じゃ、正直に話すよ。」
次郎「うん、隠さないで全部言いなよ。」

ーーーーーーと次郎に言われた太郎、覚悟を決めて話し始めたーーーーーー

彼女「あのー、何方かお待ちですか・・・・」
次郎「はい、友人との待ち合わせですけれど、何か」
彼女「いえ、先ほどから伺っているとお相手の方が中々こられませんので・・・・良ければご一緒
   してもと思ったものですから・・・・」
   
   年のころ28歳から30歳。スリーサイズは、見事なものだ。甘いマスクの女性。

太郎「はい、で、あなたも待ち合わせですか?」
彼女「いえ、遊ぶ相手を探してたの・・・・・」
太郎「それで、どんな遊びを・・・・・?」
彼女「時間さえ良ければ、一緒に行きましょう。行く先は、プリンスホテルよ!」
太郎「えっ、初めて会ったのに・・・・・」

彼女「お互い、大人だからね・・・ね」
太郎「はぁーーーー?」

二人並んでホテルへの道をまっしぐら。さて、ホテルに到着した時、彼女は、レストランの前に立たずんだ。

彼女「あのーーー、ここに入るのに料金が・・・・」
太郎「いいとも、僕が払いますよ。」とレジの女性に向けて「二人分、お幾らですか?」
レジ「いらっしゃいませ。お一人様三千円ですので、六千円に成ります。」
太郎「はい、では、これでね」と一万円札を差し出した。
彼女「あら、お誘いしたのに払わしてしまってごめんなさい。」
レジ「はい、お釣り四千円です。」

太郎は、レジからつり銭を手にして彼女を伴い中に、そこでは、午後四時からのバイキングが開かれていた。彼女は、子供の様に眼を輝かせながら手持ちバッグと軽い紙袋二つを四人ボックスのテーブルに置き、ハンドバッグだけは、テーブルに置かずに腕にかけた。

彼女「さっ、私達も食事の色々とりに回りましょう。」と彼女は、歩き回り、大きな二つのお盆にてんこ盛りで、おかずや果物、サンドイッチ、中華料理などをテーブルに運んできた。
太郎は、自分の食べられる範囲でお盆に二皿運んできた。

彼女「さぁ、食べましょうよ」と言いながら、持参した紙袋に次から次に食料を投入。
太郎「あれ?食べないのですか」
彼女「ええ、家で子供達と主人が待っていますので・・・・・・」
太郎「はぁそうだったんですか・・・・・・!」

彼女「実は、私ね、常習犯なのでお店の人にもマークされているの。このお店は、初めてだか
   ら心配ないのですけれどね。先日、別のホテルのバイキングで支配人の人に注意されて
   得たものを持って出ようとしたら、とがめられてね。」
太郎「それで、どうなったの?」
彼女「あんまり悔しいから、食料を置きながら支配人に向けて、おならをしたのよ。そこで、支配
   人に言ったのね。お宅の食料は、臭くて電車に持ち込めませんから、置いて行きます。」
太郎「へえ、支配人も臭かったのかな。」
彼女「『本当ににおいますね。』と支配人が言って鼻を押さえて、私の方を見たの。だから『やーね、私はおならなんかしないわよ』と言っちゃった。」

太郎「支配人、何て答えましたか?」

彼女「そしたら、支配人たら、平身低頭に謝ってから、次回のバイキング無料券をくれたわ。」
太郎「まさか、ここではやらないでしょう?」

彼女「あら、ごめんなさい、もう、出ちゃったのよね・・・・・」

   と当たり一面に白菜の腐った臭いが漂い始めていた。その時には、すでに大方の食料は、テーブルから彼女の手荷物袋に移動を完了していた。

彼女「今日は、本当にお食事をご馳走になり有難うございました。又の機会にも是非御願いしま
   すね。私の携帯番号は090-****-****ですので、電話をくださいね。」

   と彼女は、言い残して二袋を手にして去って行った。

   これほどへーきな女性も珍しいとただただ太郎は、感心していることを次郎に告げた。

   これが本当の「バイキングジャック」だ!
実録:お相手の女性は、「バイキングジャック」だった。_b0047225_136334.jpg

by warau_1 | 2005-04-04 01:36 | 恋人とエピソード