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三つ子の魂百までも

      人は人なり、世は世の流れ

  この人の世に古来から伝え越したる「三つ子の魂百までも」

生い立ち、育ち、環境、人それぞれに異なれど、成人し、

姿形変わりても変わらぬ三つ子の魂を意味するもの。

 何処でどうして道間違えたか「顔きき」「腕きき」「ご用きき」

筋肉マンならず「貧金マン」聞きしに勝る器用貧乏。

 嘆き嘆いて年月経ども好きなお方にゃ「金色夜叉」の貫一さながら

「ずっとお友達で居て欲しいのよ」と「貧乏いやよ」で肘鉄くらい、

「金は天下の回りもの」とばかりに、一念発起したものの、

先行き見えぬ切なさよ。

 それでも次から次に声かけられる金への執着捨てたお人よし。

 好かれる筈だよおとっつあん。ちり紙同様使い捨て、切り捨て御免

に屁も出さず、にっこり笑って「幸せ祈る」とエールを送る。

 「馬鹿」か「仏」か「天才」か、果てまた真の「天災」か。

悟りし境地窺い知れば、「棺に入れば皆同じ(至る所に青山あり)」

歌の文句じゃないけれど、「天国良いとこ、一度はおいで」

一度行ったら戻れぬものを

「行ってみたいな黄泉の国」若者冗談紛れに言うけれど、

残る身内の心知る由もなく「知らぬが仏」とは、このことなりか。

 世のため他人(ひと)のため慈積重ねて過ごせども

現世で浮かぶ瀬もなし。例え、浮かばれ名を上げりゃ、

宝くじの一等に当選並みと思うだけ。

 そんな「魂」を神も仏も目を閉じず迎える場所は、

極楽「花の園」。このひと時を笑って過ごし、生きてる事に

深い感謝の心添え、明日の縁を見詰めつつ、

命燃やして燃え尽きて、先人待ちたる旅また旅に、

尽きぬ思い沸々と心を過ぎる想い出たちよ。

 「人の道の誠」尽くして両眼閉じるその時にゃ、

後悔せずに旅支度。にっこり笑って新たな道に

胸膨らませて、「寿命尽きれば本望なり」と

春待つ一人身に「笑う門には、福が来る」。 

                    人生綴り方日記より

by warau_1 | 2006-01-14 20:18 | 笑う門には福が来る