<   2010年 11月 ( 2 )   > この月の画像一覧

餌がたりなきゃ、マーエーさ、何でも食べる鳩ポッポ  

 鳩もさるものつっつくもの !

 時の経つのは、早いもの。「光陰矢の如し」と言われるのも、仕方なし。正月に新調背広

に糞を掛けられて、糞害やるせなく年が明けて運がついたと笑いの種に。

 そんな年の暮れに程近く、秋空と冬空の狭間に生じた快晴に、思わず最寄公園散歩する。

 セレブのマネタリアンらがペット連れ、我が物顔にたむろする。

 そんな井戸端会議を尻目に近くの会社のサラリーマンがベンチに腰を下ろして昼食時間。

隣の席に腰掛けた職人風の旦那様。やおら弁当広げ食べ始めるや寄ってくるくる鳩ポッポ。

 食事が終わるや職人風旦那様、口から何か手のひらに乗せたじゃありませんか・・・・。

サラリーマン「旦那、今、何か手の上に出されましたが、腐ったものでも・・・・」

職人風旦那様「いえねえ、私の周り、御覧なさい、餌を求める鳩ポッポ。」

サラリーマン「まったく、嫌になりますね。可愛い反面、困り者ですね。」

職人風旦那様「そうは言ってもね鳩も生き物、食べなきゃもたないからね。」

サラリーマン「そりゃ、そうでしょうが・・・・」

職人風旦那様「昼時ともなりゃ、あんたも飯を食うのと同じさ。」

サラリーマン「すると先ほど、お口からお出しになられたものは・・・・」

職人風旦那様「ああ、あれね。見てれば判るよ。」

サラリーマン「はあ・・・・・」

 やがて、職人風旦那様の周りに鳩の群れが押し寄せ、クルクル周りをうろつき

何かをねだるそぶりが止まらない。そこに職人風旦那様、握っていたものを

手の平を開き、鳩の群れに差し出した。

サラリーマン「旦那、そ、それは・・・・」

職人風旦那様「見ての通り、ワシの入れ歯じゃ。」

サラリーマン「なぜ、なぜそんなことを・・・・・」

職人風旦那様「持ちつ持たれつって奴かな。」

サラリーマン「どんな風にもちつ、もたれつなのでしょうか?」

職人風旦那様「ほらほら、見てごらんよ。ワシの入れ歯をつっついているで」

サラリーマン「はあ・・・」

職人風旦那様「まあ、鳩はワシの入れ歯に付いている食べかすを食べる。ワシは

       歯を磨かなくてもきれいになるということさ」

サラリーマン「つまり、もちつもちれつですね。歯が立ちませんね。」




 
 
[PR]

by warau_1 | 2010-11-30 14:40 | 小話アラカルト

秋の味覚が、えっ、うっそー!

天高く馬肥ゆる秋に珍料理登場

 秋の夜長を過ごすにも唇寒し食べ物求め、部屋の中をうーろうろ。

泣いても笑っても時すでに年末に向けて突っ走る時間・日程。

体鍛えて耐え抜いて、更なる良き年迎えると腹も鳴る鳴る法隆寺の鐘。

友人「こんばんわ。元気かな・・・・!」

当方「元気だけれど、折角の秋に味覚の秋と洒落込みたくてね」

友人「それなら、いいものあるでないの」

当方「なになに、教えてよ」

友人「何種類かの新鮮な野菜を揃えて、フライパンに乗せ、軽く炒める」

当方「それって、野菜炒めの事でしょ。」

友人「これすなわち『新撰組』と言う名前の料理。すなわち、新鮮な野菜

   を組み合わせるからね」

当方「なんだ、親父ギャルだね。」

友人「それを言うなら、オヤジギャグだろう!」

当方「他にいいものないの」

友人「とっておきがある」

当方「えっ、本当か」

友人「まずね、鶏肉があるでしょ、これを塩茹でするのさ。それに酢も用意」

当方「それから・・・・・」

友人「秋の味覚の王様は、栗でしょ。この三種の食材が重要。」

当方「へえ、面白い取り合わせだね。」

友人「男なら大好きなものさ」

当方「で、どうやって食べるの?」

友人「つまり塩茹でした鶏肉と栗を小さく切って又煮るのさ。仕上がったら酢

   に漬けて食べるんだ。」

当方「それって、何と言う料理」

友人「言わせるのかよ。栗があって、鳥があって、酢となりゃわかるでしょ!」

当方「ぎゃははははは! 判った。早速、今夜は、食材そろえていっこんやろう。」
[PR]

by warau_1 | 2010-11-18 19:01 | 小話アラカルト