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「宇宙塵」に夏は来ぬ !

      公害か、口外か、胃害か、脇害か、鼻害か・・・・・・

  「頬を寄せ合った あなたの匂いが 私の一番好きな匂いよ 目を閉じて・・・・・」
  
  ご存知、歌謡曲。過去大ヒットした「抱擁」の歌詞の始めの一部。

  この歌を聴いた時、思わず路上に立ちすくみ、「こんな女性が現れたらええな!」と
  
  思いに浸ったもの。

  脇香・体臭・口臭に密かに悩む人々に、夏の熱射、問答無用。

  臭気漂うオーラのごとし。

  近寄る人は、眉ひそめ、電車で隣に座る客、やおらハンケチ取り出して

  これ見よがしに鼻に当て、目つきは、うらめしそうに見つめる非情さあり。

  「私にゃこんな臭いはないのよ」とあたかも言っている。

  されど、人皆、人の子故にそれぞれが無くて七癖ありしもの。

  心の中の腐敗さえ、「いろはにおえどちりぬるを・・・・・」語るに落ちる心の臭気。

  顔まで歪められてるを、知るも知らぬも大阪の関。

  棚に上げたる己の臭い、他人の臭いでこれ幸いと、衆目振り向け責任転嫁。

  その実、自身が漂わす各種の臭気、気絶もの。

  心の腐敗、もたらす臭気、「鼻閉じて、何も臭わず、・・・・」(昴)と思いきや、

  臭い漂う体臭を、大衆問題といきり立つ。いきり立っても役立たず。

  ハンケチ当てがい、鼻ふさぎ、つまるところにゃ、幸はなし。

  心に思い抱きたる優しき女性のお土産品「香水・体臭撃退軟膏」

  心に思い抱かぬ意地悪女性の土産品「コックローチ、ゴキブリホイホイ」

  心の香りは、それぞれの「目つき、やみつき、かぶりつき」、見れば見るほど

  良し悪しが、見えてくるのよ、ギッチョンチョン。

  虫歯がこうじて口臭をかもし出したる「ひそう嚢ろう」

  お歯黒よろしく色変わり、臭気も漂う本人の心思えば切なくて

  「悲愴悩老」になりにけり。

  人それぞれの夏来たり、恋も憎悪も性欲も、良くも悪くも人の世の

  悲しい嵯峨のなせる業。

  せめて過ごそう穏やかに 心癒せる人となり、見返り求めて生きるより

  来世に「善行」蓄え生きること、所詮、人は宇宙の塵のなれの果て

  解ければ元の宇宙塵。

  所詮、はなれられないこの宇宙。銀河群団数々あれど、

  地球に舞い立ち生を得て、今を過ごす喜びを

  判らぬやからに幸はなし。           

                             人生哲学日誌より
 

by warau_1 | 2005-08-09 09:24 | 笑う門には福が来る