滑って、転んで「八転び、七起き」泣き笑い !

    恋 の 空 騒 ぎ 、 一 人 舞 台  !b>

「恋」にも色々ありまして、「片思い」「憧れ」「執着」「錯覚」「決め

付け」と数をかぞえりゃ切りもなし。男性の場合と女性の場合で行

動・顔つき・息遣い、まるで異なる現象あるけれど、結果が実る・実

らぬは、地の利・人の和・天の時次第。

 これに加えること「好き」と「愛する」との相違さえ、知らずに口割る

無知故に心に鞭受け、体はムチムチストレス太り、挙句の果てに拒

食症。

 故人曰く「色白は、執着深い」「浅黒は、割り切り行動天下一品」

と・・その気になって手当たり次第聞いてみりゃ、色白女性の心にゃ、

昔恋した実らぬ恋の抜け殻未だに宿りにけり。

 よくよく聞けば、錯覚の重ね着で、心の中が実らぬ恋に執着し、

抜けるに抜けられぬ同道巡り繰り返し、袋小路にはまりこみ、

Xジャパンのヒット曲「紅」の歌詞ではないが、本当の愛を向けられ

ていながら、気づかぬ振りして過ごし、かっこよさを自覚する。

 それが錯覚のこれまた重ね着と自覚症状もなし。気付いてみれ

ば「八転び七起き」泥沼に落ち込む人生歩きつつ、己を知らぬ悲し

さよ。

 OL三人寄れば、話題はスター・タレント・恋愛・結婚と種は尽き

ない昼下がり。喫茶店の片隅で聞こえて来ますヒソヒソ話し。

OL A 「ねえねえ今朝ね、憧れの彼に通勤電車の中でバッタリよ」

OL B 「良かったね。この間から言っていた彼でしょ!」

OL C 「ちょっと、こないだから言っていた彼って、誰のことよ!」

OL A 「秘密よ。こればっかりはね・・・・。」

OL B 「まあ、いいじゃないのよ。で、その彼と・・・・」

OL A「うん、視線が合ったのよ。」

OL B「うん、それは、良かったね。で・・・・」

OL A「ラッシュにもまれて、彼がぴったり私の身体に後ろから押

    されて」

OL B「うわ!夢見たいなお話しね。」

OL A「そうなのよ。で、彼ったらね、私よりも背が高くて、下から

    彼の顔を見上げたら、長い鼻毛が一本飛び出していたの。」

OL C「ああ、そんないい人なの?なら、『あっ、虫が・・』とか言って

    引き抜 いてあげればよかったのに・・!」

OL A「それがさ、身体がピッタリでしょ。もう、ポーとしてさ・すると」

OL C「すると・・・どうしたの?痴漢でもされたの!」

OL B「いやね。もし、その彼がA子に対して痴漢行為があったとし

    ても、A子は、痴漢と思わないわよ。むしろ、待ってましたよ

    ね!」

OL A「それがさ、彼の鼻息がだんだん激しくなってきたのよ!」

OL C「いや、面白いね。そして、どうなったのさ」

OL A「そしたら、彼の脇にいた若い女性がさ『やめて』と叫んだの

    よ。」

OL C「ええ、痴漢が出たの!」

OL A「そしたら、その女の子ったら、彼の手を掴んで『この人痴漢!

    』と」

OL B「あらー、彼もお馬鹿さんね。A子だったら・・・・ねぇ!」

OL A「きっとさ、彼の手を握って見たかったのよ!彼がそんなことす

    るはずないもの・・」

OL C「ところで、その彼とは、デートしたり色々あったの?」

OL A「ううん、ずっと電車で会う度に『私のタイプ』と思い見つめて

    きたの」

OL C「なんだ、話したこともない相手なんだ・・・・A子、可愛想!」

OL B「はい、A子の恋の空騒ぎでした。」

OL C「あたしなら、もっと早くアタックして、食っちゃうけどな!」

OL B「だって、A子は、まだウブなんだから・・・私の場合は、『この

    クラスの男性が私に好意をもってくれるなら、もっと上のクラス

     の人も・・・』

    なんて思っちゃうのよ。欲張りだからね。だから中々誘いに乗

    れずもうすぐ30歳で、お局様入りよ。挙句の果てにババを掴

    むかも・・・。」

OL C「それを言うなら『ジジイ』を掴むのでしょ!」

こうしてOL密談会は、お開きとなりにけり。
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by warau_1 | 2006-03-17 01:48 | 小話アラカルト