想像・妄想自由の世界走りながら・・・

    一言の告げる範囲が広いから・・・・・・えっ!そっそんなこと・

  桜の花の散り行くを、見つめる恋人たちの心に過ぎる儚く淡い

人生の無常の変えがたきを知りて、その切なさにわずかな時間を

惜しみつつ、時は、過ぎ行くものなりけり。

  人と人の出会いがそれぞれの心に残す思いあり。されど全て

相手に伝えがたきのやるせなさ。一つの言葉で伝わる意味は、

多士済々なりて、本意も不本意も入り混じり、何がなにやらわか

りゃせぬ。

  人と人の言葉に翻弄されて、気づいたその時、地獄の一丁目。

笑って過ごせるものならば、笑いつづけていたいけど、笑っていい

ともと言えない場面も多々あるもの。そんなこんなの繰り返し、続く

人生、命あってのこと。

  命ある人生に感謝せずして何事もありゃしない。心ある人の温

もりに、触れるなら、心身安らぐひと時が静かな眠りを誘うのも、

これまた自然のなせる業なり。

  初対面でめぐり合いしも、心溶け合う二人なら行けるとこまで行

くもよし。相手の心が大切ならば、無理強いすれば、傷つくだけの

関係になってしまうこれまた自然の摂理なり。

  綾子 「はじめまして」と太郎の手を握る。

  太郎 「はじめまして、先日は、勝手なことをチャットで告げてす

みません」と綾子の手を握り返し手を繋ぎ歩きはじめる。

  綾子 「いえいえ、とても心が晴れました。感謝しています。」

  太郎 「きっと、僕たち、これからもいい関係を深めていけると思

      います。」

  綾子 「そうね。そうありたいと思います。」

  太郎 「僕は、チャットで綾子さんがどんな方なのか大体理解し

ているつもりなのですよ。」

  綾子 「いえいえ、人は見かけや話だけではわからないもので

すよ。」

  太郎 「でも、綾子さんのいつものチャットでの意見やブログで

書いてる内容からも見えてくる人柄もありますよ。」

  綾子 「そうね。一部あるかもしれませんね。ああ、でも・・・・・」

  と綾子は、急に顔を赤らめながら

  綾子 「いやだ、私、どうしよう!」

  太郎 「えっ、何か落し物か忘れ物でも?」

  綾子 「ううん、違うの。初対面なのにとんでもないことを考え

ちゃった」

  太郎 「言ってみてよ。」

  綾子 「いいえ、言えないわ。だって・・・・・・・・・」

  太郎 「うん、無理には聞かなくてもいいよ。」

  綾子 「ごめんなさい太郎さん、すごいこと考えてしまったから」

  太郎 「いいんだ。初対面で全てゴールインするカップルもあれば、

      何十年も付き合っていたって、結ばれない二人の場合も

あるし」

  綾子 「ずっと、先になって話せる時がきたら教えてあげる。」

  太郎 「最寄の商店街を散歩してみましょうか。」

  綾子 「ええ、それもいいわね。」

  二人、手を繋ぎながら商店街をねり歩き、尽きぬ話題に花咲かせ

帰る時間が迫り来る。別れ惜しんで手を握り互いに心に描いた世界。

たった一つの世界なれど口に出せない言えないままに、互いの心に

封印したまま、別れた二人。そのまま、あのまま時間が過ぎて

記憶の彼方に飛んで行く。
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by warau_1 | 2006-04-09 16:00 | 恋人とエピソード