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 幸せは、歩いて来ない、だから・・・・

     邪推・偏見・疑惑の渦に陥って

  「山のあなたの空遠く幸い住むと人の言う・・」幸せは、

自分の手にある時、気がつかず、通過してから気づくものなり。

 幸せを幸せと知らず見過ごして、思い返したその時に「あれが

幸せだったの」と悟った時には、後の祭り。

 ここにあるご夫婦の破局一歩手前で踏みとどまった実例を

ご披露しましょう。

私 「いかがされたのですか」

 旧知の女性から電話。泣き声で言葉にならず。

私 「わかりました。お会いしてお話しを伺いましょう。」

彼女 「お願いします。」

 数日後、新宿のとある喫茶店で合流した私をみるなり

こらえつづけてきた涙が彼女の目から溢れ出て言葉に

ならないひと時が過ぎた。

私 「何があったのか分かりませんが、落ち着いて」

彼女「す、すみません、取り乱しまして。」

私 「人生、色々あるから泣きたい時は泣けばいい」

彼女 「実は、四十五歳にもなる夫が十代の女の子と・・

   それに彼女のパンティを夫が履いて帰宅したり、

    また、彼女からラブレターが届き、私見ちゃったの。

   ベッドでの出来事まで書いてあり、今日も待ってる

   とか書いてあります。」

私 「で、その子との関係が・・・・?」

彼女「その子のアパートに入り浸りで帰宅しないのです。」

私 「そんな馬鹿な。彼に限って」

 その旦那様も私の旧知の仲。信じられない話し。彼女は、

東大経済学部卒業、夫は、日本大学医学部卒業。

 確かにカルチャーギャップがあるかも知れないけれど、

そんな極端な事が起こるとは、信じ難い話し。

 私が類推するところ「彼女のプライドが邪魔して旦那様を

満たすことのできないベッド生活を過ごしてきたに相違ない」

と直感。彼女を喫茶に待たせて、あるものを買いに。

彼女 「私、夫が帰って来るなら何でもしますから・・・・」

私 「そう、何でもするのね。約束ですよ。」

 と私は、今しがた買ってきた週刊誌を彼女に手渡しながら

私 「この週刊誌を何も考えず始めから最後まで読破して」

 怪訝そうな顔する彼女の前に差し出した週刊誌は、大衆向け

エログロ雑誌。

  それから一週間経過したころ彼女から電話。

彼女 「おかげさまで、夫がちゃんと毎日帰る様になりました。」

  どうやら私の診断が的中した模様。

   これぞまさしく「とうだいもと暮らし」といいたいところだ。

by warau_1 | 2006-05-08 01:14 | 笑う門には福が来る