遠隔地恋愛破綻、危機一髪

      どうして、どうして、どうなっちゃったのか!

  「女心と秋の空」移り変わり易い女性の心を揶揄した格言が

離れた遠隔地恋愛ならでは、巻き起こる誤解・錯覚・邪推が渦

を巻き、互いの心に傷つける。されど解決したその時にゃ「雨降っ

て地固まる」の喩えのごとく、ああ、仲むつまじきかな!

  太郎「おい、常次君、深刻な顔してどうしたの?」

  常次「おお、太郎君、海外留学している彼女にメールが・・・」

  太郎「メールがどうしたの?」

  常次「実は、彼女にメールをしても、戻ってきちゃうんだよ。」

  太郎「と言う事は、メールアドレスが違っているのか、変更か」

  常次「そうなんだよ。彼女、連絡なしにアドレス変更したのかも」

  太郎「そんな馬鹿な。いくらさよならするにしても連絡先くらい・・」

  常次「太郎君、縁起でもないこと言わないでよ。」

  太郎「悪いな。でも、万が一を常に考えて行動しないと・・・・・」

  常次「そりゃ、そうかもしれないけれどね。」

  太郎「ところで、以前に通信ができた彼女のアドレスを見せて。」

  常次「うん、太郎君だから見せるね。」

  太郎「悪い様にしないから。約束するよ。」

  常次「これなんだよ。そして携帯電話を替えたので、移したさ」

  太郎「よーく見せてね。・・・・・同じだよな!」

  常次「移し間違いは、ないと思うよ。」

  太郎「じゃ、何でもいいから彼女にメールしてごらんよ。」

  常次「まっ、どうせだめだろうけれどね。・・・・・・送信」

  太郎「どうかな、届いたかな?」

  常次「だめだよ。やっぱり、戻っちゃった『MAILER』と・・・」

  太郎「メイラーか。めいるね。」

  常次「もう一度、太郎君の目でチェックしてよ。」

  太郎「よし・・・・・あれ!原因がわかったよ。」

  常次「えっ、原因は、何?」

  太郎「もともとのアドレスにないものが、移した方にあるよ。」

  常次「えっ、移し間違いなのか?」

  太郎「ほら、見てご覧、アットマークの前に『ドットマーク』が」

  常次「そんなの入れた覚えないけれどな。よし、それ削除だ」

  太郎「じゃ、テストとして送信してごらんよ。」

  常次「解かった。それ行けー!行った!戻るなよ!」

  太郎「成功だね。良かったね。」

  常次「これが本当の『ドット疲れた』という奴だね。」

  太郎「彼女と交信再開で、頭の回転がよくなったね。」

  常次「彼女から、返事が来たよ!」

  太郎「これぞ、せいこうだね!」
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by warau_1 | 2006-06-07 12:35 | 恋人とエピソード