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    ついに、ついに・・・・・

  果て無き旅路のその果てに

 心に思う世界に壁はなし。浮気・美貌・成金・宝くじ何でもござれ。

三十路過ぎたる独身青年、心の旅に出立も手荷物・運賃・食料も

何もいらない旅なれば、楽しみのみの世界あり。

 心に決めたる美少女を追いて失いまた追いて、たどり着きたる

美少女の宿の灯りが灯る部屋。

 逢えば心のたけを何も言えない初心(うぶ)故に、美少女じりじり

気をもみながら、いまかいまかと待ち望む。

 髪は黒々、眼も美しく、滑らかな肩に髪の毛風に揺れ、揺れて

時折、青年の頬を掠める月の夜。

 青白き光沢窓に降り注ぐ月の灯りが美少女をさらに神秘の世界

に連れて行く。

 青 年「あの、あの、お部屋も素敵な感じですね。」

 美少女「いいえ、この程度の部屋でごめんなさい。」

 アンティーク風のテーブル・椅子に青年の眼が釘付け茶漬け。

さらに部屋の壁を彩る金色高級額縁の絵画、絵画、絵画。

 ステンドグラスで飾られた一つの窓の花模様。極楽の世界に

招かれたのかと青年錯覚、気もそぞろ。

 美少女「そんなにお部屋を見渡すよりも、私のことをもっと見て」

 青  年「すみません。こんなお部屋に座らせてもらった経験が

     ないものですから・・」

 美少女「いいのよ。でも、私の元をお尋ね下さったのだから、

     私を見て欲しいのよ。」
 
 年の頃、二十歳を超えて間もないうら若さ。青年、言葉もしどろ

もどろに緊張し、言いたい事が喉から出ない。緊張の余り突然に

青年の股間に広がる湿気の広がり。

 美少女「あら、あなた、とても汗っかきなのかしら」

 青  年「なぜでしょうか。」

 美少女「あなたの両足の付け根のところから水が広がっている

     みたいですので・・・・・・・」

 青  年「そっそんな・・・あっ!」

 その時、すでに美少女の両手は、青年のバンドを緩め始めながら

 美少女「いいのよ。心配いらないの着替えれば良いわ。乾くまで」

 青年ズボン脱ぐ様に促されつつも抵抗するも身体は反対作用。

 美少女「あたしも同じ男だからさ !」

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by warau_1 | 2006-08-08 00:55 | いやいやも・・・の内